The Japanese Society for Clinical Microbiology
一般社団法人日本臨床微生物学会
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令和2年度 日本臨床微生物学会学術奨励賞

日本臨床微生物学会ビオメリュー賞
西田全子
「カルバペネマーゼ鑑別ディスクMASTDISCS combi Carba plusの有用性に関する検討」(30巻3号)

日本臨床微生物学会日本ベクトン・ディッキンソン賞
海宝まゆ子
Acinetobacter 属菌のパルスフィールドゲル電気泳動法とリアルタイムPCR、シカジーニアス分子疫学解析POTキット(アシネトバクター属菌用)を用いたタイピングの検討」(30巻1号)

【講評】
○西田全子(にしだまさこ)神戸大学医学部附属病院検査部
「カルバペネマーゼ鑑別ディスクMASTDISCS combi Carba plusの有用性に関する検討」(30巻3号)
カルバペネマーゼ鑑別ディスクMASTDISCS combi Carba plusの有用性を、国内で比較的頻度が高い各種のカルバペネム耐性遺伝子をもつ腸内細菌科細菌の菌株98株を用いて詳細に検討を行なった。国内で分離頻度が多いIMP型のほか、OXA-48型についてPCRの結果と一致率が高いことを明らかにした。また、一部の菌種では誤判定が出やすいなどこの手法のlimitationについても明らかにした。この鑑別法は簡便で日常検査に導入しやすいと考えられるが、国内の医療機関がこの試薬を導入していくにあたり留意すべき有用な情報をもたらした点が評価された。

○海宝まゆ子(かいほうまゆこ)
Acinetobacter 属菌のパルスフィールドゲル電気泳動法とリアルタイムPCR、シカジーニアス分子疫学解析POTキット(アシネトバクター属菌用)を用いたタイピングの検討」(30巻1号)
医療関連感染で問題となりやすいAcinetobacter属菌について、感染対策上必要となる分離株のタイピング法の評価を行なった。臨床分離された92菌株を用いて、通常用いられているPFGE法、ならびにカルバペネム耐性遺伝子を検出するリアルタイムPCR法、POT法について、菌株の識別能を比較し、その有用性を評価した。実際に臨床分離された菌株を用いてそれぞれの方法を詳細に検証し、感染対策上の利点、有用性をまとめて報告した点が評価された。

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