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国際委員会より 韓国微生物学会出張報告

2009年7月 韓国臨床微生物学会に参加して

 去る7月2日、3日、韓国ソウルのYonsei Universityにおいて韓国臨床微生物学会が開催された。昨年来実施されている日本と韓国の臨床微生物学会における交流の一環として、日本からは砂川慶介先生、戸塚恭一先生、江崎孝行先生と私(賀来満夫先生の代理)が参加させていただいた。学会の前日には、日本からの学会参加を歓迎して韓国民族料理レストランでの歓迎会が催された(写真1)。
 この会の中で、今後の継続した両学会の交流が確認されるとともに、English Joint Symposiumや若手研究者交流などの新しい企画が話し合われた。 English Joint Symposiumに関しては、毎年テーマを絞りながら両国の臨床微生物学的話題やその違いを取り上げて議論する、あるいは共同研究に発展させることの重要性が議論された。この企画の一環として、来年の日本臨床微生物学会総会ではバンコマイシン耐性腸球菌に焦点をあてたシンポジウムを計画することが提案された。また若手研究者の交流企画は、理事長の砂川先生からの御発案で、それぞれの学会の一般演題の中から優秀な若手研究者を選出、それぞれの学会が推薦・サポートする形で若手研究者の交流を図るなどの企画が話し合われた。

写真1
(写真1)

 7月2日、学会の第1日目の最初に特別講演として江崎孝行先生のご発表が行われた(写真2)。タイトルは“DnaJ Sequences as a Hypervariable Genetic Marker to Define Bacterial Species and the Application to Detect Multiple Targets in Clinical Specimens”であり、ご発表のあと多くの韓国の先生が質問に立っていたことからもそのインパクトの大きさが感じられた。また、一般演題として“Isolation Frequency of Extended-Spectrum b-lactamases Producing E. coli, K. pneumoniae or P. mirabilis and Metallo-b-lactamase Producing P. aeruginosa from 72 Centers in Japan, 2007”(石井良和、舘田一博 他)が発表され、韓国の研究者との有意義なディスカッションがなされた。

写真2
(写真2)

 2日の夕方には学会参加者一同が集まり、会員懇親会が同大学内で開催された。その冒頭で砂川理事長がご挨拶に立ち、日本と韓国の両学会を通じての交流の重要性についてお話された(写真3)。特に、日本の臨床微生物学会は微生物検査技師が中心となり、医師、薬剤師など多くの方々との協力の中で学会の活性化が達成されていることをお話しになり、韓国の学会参加者に対して強いメッセージを与えたことが印象的であった。

(東邦大学医学部 微生物・感染症学講座 舘田 一博)

写真3
(写真3)

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