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国際委員会からのお知らせ

第10回韓国臨床微生物学会に参加して

 平成20年6月26日(木曜日)〜27日(金曜日)の2日間全州(Jeonju)のJeonju Rivear Hotelで開催された、第10回韓国臨床微生物学会(KSCM)に参加させていただく機会に恵まれ、出席しましたので内容を報告いたします。
 26日、ソウルの仁川空港に賀来理事、舘田理事、長沢監事、郡 理事、柳沢幹事が合流し、車で高速道を3時間半かかり夜20時20分やっと全州に着きました。26日夜は創立10周年記念パーティが開催され途中から参加いたしました。Kan先生(日本担当理事)より全員が紹介され、国際委員会委員長の賀来理事が砂川理事長に代わり挨拶いたしました。会場には日本と形は違いますがきれいな生花が飾られとても落ち着いた学会の雰囲気をかもしだしていました。

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 学会は、参加者150名位とのことですが、日本と違うのはM.Dが中心でph.Dの資格を有する技師が若干名であることです。2題のシンポジュウム、一般演題(口演20題、ポスター25題)が行われ、日本臨床微生物学会からは舘田理事の特別講演、長沢監事のポスター演題発表を行いました。
 韓国語での発表が中心で通訳の方に聞きながらの聴衆でしたがVRE陽性率が36.1%と報告されていたのには驚きました。
 特別講演で舘田理事が「Topics in Multiple Drug Resistant Pseudomonas aeruginosa and Novel Therapeutic Strategy」と題し講演いたしました、また長沢監事が「The Epidemiology Aspects of Drag Resistant Bacterim in Japan And The Rapid Detection of Drug Resistant Bacterim by Using WalkAway System」と題し、ポスター発表をいたしました、講演後も活発な意見交換がされて会場が盛り上がり、舘田理事には講演資料をいただきたいと交渉している先生もおられ関心の深さを感じました。

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 27日学会終了後、日韓会合が行われ日本から学会代表5名出席、韓国から会長をはじめ11名の理事等が出席し、以下の内容が決まりました。

  1. 第20回日本臨床微生物学会総会での日韓シンポジウムの開催について
    韓国側の演者2名、司会者が報告された。発表は、それぞれの言葉で発表し直接通訳する(英語は使わない)。但し、スライドは英語で作成する。
  2. 一般演題(ポスター発表)で、英語発表セクションを要望された。
    第20回学会では、日本の発表でも一部は英語でポスター作成をお願いすることを賀来総会長が約束する。
  3. 韓国臨床微生物学会雑誌のEditorに日本から1名入っていただきたいとの依頼があり、舘田理事を推薦した。
  4. 日韓で研究を開始する。取り敢えず、それぞれ2施設位で菌株を収集し、疫学的な解析を行ってはどうだろうかとの意見が出た。今後、賀来理事とKan理事で調整することにした。
  5. 来年の仙台学会には、10名は訪日できるだろうとのこと。
  6. 来年の韓国学会はソウルで開催予定(総会長は、用事のため欠席で詳細は未定)

 初めて韓国臨床微生物学会に参加させていただき、耐性菌検出率の違い等、隣国であってもこんなに違うのかと感じました。今後、共同で研究が行われ疫学的解析等が進めば臨床に反映され役立つと思います。
 全州は古い歴史のある街でとてもすばらしい所でした。海外の観光者は少ないようで食事に街に出ても、日本語も英語も通じず手振りでの交渉でしたが、快く受け入れてくれとてもよい街でした。

幹事 柳沢英二
(ミロクメディカルラボラトリー)

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